地元住民が米の収穫量を増やすため、冷たくて農業用水には適さない鳥海山の雪解け水を利用する方法を考え、1927年(昭和2年)から上郷地区で温水路が建設されました。その方法は、水路幅を広げ、水深を浅くし、落差(約700Mに70段)を造り、流れをゆるやかにして、太陽熱で水を温める、というしくみで「温水路」といいます。上郷は日本で初めて設置した地域で、その構築は住民の手でおこなわれました。現在も水田に水を供給している、貴重な農業と土木構造の近代化遺産です。 秋田県有形文化財(建造物)指定にかほ市有形文化財(建造物)指定 歴史金峰神社(きんぽうじんじゃ)歴史陽山寺山門(ようざんじさんもん)歴史沖の島方角石(おきのしまほうがくいし)歴史院内油田跡地(いんないゆでんあとち)歴史山根館跡(やまねだてあと)歴史旧佐々木家住宅(きゅうささきけじゅうたく)