白瀬南極探検隊記念館は、少年時代から極地探検を志し、研鑚を重ねたにかほ市金浦出身の白瀬 矗(しらせ のぶ)陸軍中尉と、彼の壮大な夢とロマンに共感した30人の男たちが、明治末期、南極の白い大陸に繰り広げた壮絶な人間ドラマを記録した館です。
展示エリアは、プロローグ・白瀬矗と南極探検隊・白瀬の夢を継ぐ・雪上車展示・オーロラドームの5つのテーマゾーンにより構成されています。
探検で使用された寝袋やパスポートなど当時の貴重な資料を展示しているほか、白瀬隊と同時期に南極を探検したアムンセン隊、スコット隊の探検記録をまとめた「南極点到達レース」、日本の南極観測事業の歴史や最新の研究内容を映像で紹介しています。
オーロラドームでは、北極と南極で撮影されたオーロラ実写映像と、地球が誕生してから現在の南極大陸が形成されるまでの歴史を再現したCG映像「南極創世記」を上映しています。
また、白瀬隊が到達できなかった南極点への到達を、第9次日本南極地域観測隊(村山雅美隊長)が日本で初めて成功したときに使用した雪上車(KD605)も展示されています。