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一般社団法人にかほ市観光協会

〒018-0121 秋田県にかほ市
象潟町字大塩越36-1
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自然・歴史

元滝伏流水

元滝伏流水

場所:象潟町本郷

日本海沿岸にそびえ立つ鳥海山は、海からの湿った空気が山肌を吹きあげ、
多い年は年間12000ミリ以上の雨や雪を降らせます。「元滝伏流水」は、鳥海山に染み込んだ水が長い歳月をかけ、幅約30mの岩肌一帯から一日5万トンもの水が湧き出している滝です。
一年中枯れることのない水は、幾筋の線となって流れ落ちて、豊かな苔を育み、苔岩にはじけ飛んで美しいしずくの軌跡を描きます。
この白い水と緑の苔が大変きれいな滝で、心が癒されます。 
『平成の名水百選』

奈曽の白滝

奈曽の白滝

場所:象潟町小滝

小滝集落の南側に、鳥海山を御神体とする修験の拠点の一つの、金峰神社があります。その参道をいくと、杉の一本造り観音像等文化財が納められている宝物殿があります。庭園を通り薄暗い石段参道を下ると、滝の音が心地よく聞こえてきて、右手には、神社社殿、左手眺瀑台からは、社殿と向かい合うように「奈曽の白滝」が見えてきます。さらに降りて行くと目の前で、「奈曽の白滝」の豊富な水が、高さ26m幅11mで流れ落ちる全景が見られ、その迫力と清涼感を十分感じられます。金峰神社6月の例大祭では、重要無形民俗文化財指定のチョウクライロの舞が奉納されます。
「奈曽の白滝」は国の名勝に指定されています。

上郷温水路群(かみごうおんすいろぐん)

上郷温水路群

場所:にかほ市象潟町上郷

地元住民が米の収穫量を増やすため、冷たくて農業用水には適さない鳥海山の雪解け水を利用する方法を考え、1927年(昭和2年)から上郷地区で温水路が建設されました。その方法は、水路幅を広げ、水深を浅くし、落差(約700Mに70段)を造り、流れをゆるやかにして、太陽熱で水を温める、というしくみで「温水路」といいます。上郷は日本で初めて設置した地域で、その構築は住民の手でおこなわれました。現在も水田に水を供給している、貴重な農業と土木構造の近代化遺産です。
『秋田県有形文化財(建造物)指定』『にかほ市有形文化財(建造物)指定』